黒帯になってから、続々と新しい人が入会してきて教える立場になる機会が増えたのだけど改めて黒帯の先輩たちが凄いことしてるんだと思った。
そして同じ立場になってから黒帯の人たちにも、色んなタイプの人がいるんだなぁと思うように。
学んで教える人はデフォとして、教えるより学びたい人、学ぶより教えたい人、学びたいのに教えざるをえない人、教えないで黙々とやる人、etc…色んな人がいてそれぞれ個性が凄いある。
でも経験が長くなり段も上に行くほど教えなければならない立場になるわけで、でも自分の技を磨くスキルと他人に合気道を教えるスキルは別物だよなぁ〜と感じたわけです。
フォースタンス理論の観点から言えば、骨格によってポテンシャルの引き出し方も違うわけだから、教える人と教えられる人との相性も出てくる。
西洋的な概念なら人に物を教える事は、技術を教えるという事になり、資格制度なんかを用いて、教える立場と教わる立場が極めて明快な気がするのだけど、武道の世界はそんな単純なものじゃないというのも頷けました。
だって初段のlevel1にも満たないような、しかも肩を痛めて思うように動けない私もイヤでも教えなくてはならない立場になるのだから。
教える事(アウトプット)で自らが精神からも成長できる、それが合気道なんだと思った。
だから、個性はあるにしても、やっぱり教わった以上、次来る人に教えて継承していくのが恩返しだと思うし、その為には学び続ける(稽古し続ける)事は大事だなぁと。
しかし学び続けないで黒帯持ってるってだけで新人に教えようとするのは一番マズイパターンかなと。合気道はケガが伴うものだから。
でも実はそんな黒帯の人がいるのも大事なのかもなぁと思う今日この頃。 だって新人さんだって、合気道に真摯に向き合えば、そういう事はそのうち見極めらるようになるわけだし。 色んな人がいていいし、色んな人がいるから楽しいんだと思う。
な〜んて私も口だけ達者だから、自分を慰めてみたり。笑
身体が動かない人は口が達者とは聞くけれど、それ、私のことだ。笑
でもね、と言い訳する。笑 今はまだ肩が痛いから、せめて口だけでも達者に(笑)動かして、私が白帯時代に師範や先輩から教えてもらった大事な部分だけは忠実に新しい人に伝えたいと思ってる。
合気道って奥が深くて楽しいものなんだと思って合気道を好きになってもらいたいもの。