合気道を始めたにゃん♪-aikido-

お稽古メモを中心に合気道と武道の思ったことなど、女性目線の合気道はてなブログ

はねつき遊びと合気道の共通点

お正月に羽子板と羽根で使って遊ぶ「はねつき」があるけれど、あれこそまさに「結び」だと思う。

 

バドミントンのような海外のゲームは、相手が羽根を打ち返せないように攻撃技術を磨いて、相手を打ち負かすことで点数を競うようなルールに対して、

 

日本の伝統文化である「はねつき」遊びは、羽子板で羽根を交互にできるだけ長く打ち合う事に意味があって、羽根を受け損ねた方が「結び」に失敗したことへの罰として墨を塗られるといった、まさに調和、和合の精神を重要視した高次元な遊びだと思う。

 

そう考えると、合気道というのは一撃必殺できるような殺意ある柔術をあえて封印しつつ、相手との「結び」を使って攻撃してきた相手を傷めずに制すという姿勢の元つくられた武道なわけで、

 

低次元な攻撃者を高次元に導くツールとして活用できるものだから、今更ながら平和に繋がる本当に素晴らしい道だと思った。

 

合気道を習う前、背景を何も知らなかったときは、古武術や古武道、合気柔術の方が気になった時期もあったけど、というか合気道より古武術の方が先に縁があったけれど、でも結果的に和合の精神を重要視した合気道の方に縁があって良かったなぁと今は思う。

 

幼少期を思い返せば、バドミントンをしているとき、私は「はねつき」精神で、いかに長く交互に羽根を返せるか回数を数えて羽根つきラリーを楽しんでいた。

 

そんなぬるい考えのまま、中学に入ったとき、小学生の時可愛がってくれたお姉ちゃん的存在の上級生が中学でバドミントン部に入ったという理由で、そのお姉ちゃんに憧れてバドミントン部に入ったけれど、現実のバドミントンはいかに相手に羽根を取らせずに点数を競うかという戦いの場だったし、後輩にというか私に?とても陰湿な先輩が数人いたことに嫌気がさして、戦いのない美術部に転部して大正解だったという記憶があって、その時以来、バドミントン=陰湿というイメージがついてしまって興味がなくなり試合的なバドミントンはやっていない。

 

バドミントンやるときも、やっぱりスマッシュなしで、はごいた遊びみたいに交互に何回打てるかで遊ぶほうが私は好きだなぁ〜。

 

ネットやアニメによる日本哲学の影響で日本に魅了される外国人が増えてきているのだから、外国人もぜひ日本人の良い精神の部分を取り入れてもらいたい。

 

そしたら世界は本当に平和になると思います♪